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眼前で繰り広げられる、威風堂々の戦国絵巻。
「相馬野馬追」

1,000年以上昔から伝わる神事

先祖伝来の甲冑に身をかためたおよそ400騎の騎馬武者たちが、戦国絵巻さながら勇壮に繰り広げる「相馬野馬追」。螺の音を合図に出陣し、甲冑競馬や神旗争奪戦、野馬懸などの伝統行事が3日間にわたって行われます。1,000年以上の歴史を持つこの祭典は、幾多の変遷を経て現在へと受け継がれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

高らかに響く螺の音を合図に、いざ出陣! 熱い夏の3日間が始まります

平将門に由来し、相馬地方の平和と安寧を祈願

「相馬野馬追」の起源は、相馬氏の遠祖とされる平将門が、下総国小金ケ原(現・千葉県北西部)に放した野馬を敵兵に見立てて行った軍事演習だと伝えられています。現在も藩政時代の行政区を踏襲し、相馬市と南相馬市にまたがる相馬中村神社・相馬太田神社・相馬小高神社の三社で出陣式を挙行。参拝、祝杯の後、準備を整え大将が出陣を命じます。総大将のいる相馬中村神社で執り行われる出陣の儀式はとりわけ厳かな空気が漂います。

時代絵巻のような行列に、沿道からは歓声や拍手が

お行列、甲冑競馬と本祭は徐々に最高潮へ

本祭の朝は花火を合図に、三番螺、陣太鼓が鳴り響くと、相馬太田神社、相馬小高神社、相馬中村神社の順に、総大将、軍師、郷大将、侍大将、軍者……などの役付騎馬が整列し、駒を進める「お行列」が進行。その距離、約3km。雲雀ヶ原祭場地に到着すると、総勢約400騎の騎馬武者が居並び、威風堂々の様を見せてくれます。
午後からは目玉行事が続きます。まずは「甲冑競馬」です。甲冑を身にまとい、先祖伝来の旗指物をたなびかせ、人馬一体となって馬場を駆け抜けます。蹄が土を蹴散らし、はためく指旗、疾走感、迫力満点のシーンが繰り広げられます。

2日目の本祭に行われる「甲冑競馬」。人馬一体となって疾走する迫力の光景

天高く上がった御神旗を奪い合う「神旗争奪戦」

本祭を最高潮に持っていくのは、なんといっても「神旗争奪戦」です。数百騎の騎馬武者が、色とりどりの旗を翻しながら、雲雀ヶ原に結集。天高く打ち上げられた花火が炸裂すると、騎馬武者たちが一斉に駆け出し、ゆらゆらと舞い降りてくる2本の御神旗をめがけて器用に馬を操ります。勇猛果敢に繰り広げられる御神旗の奪い合い。その光景は、まさに戦国時代の戦場のよう。見事、御神旗を勝ち取った騎馬武者の誇らしげな姿が、目に焼き付くことでしょう。
最終日には、古式に則り馬を素手で捕らえて人前に奉納する「野馬懸」が行われ、「相馬野馬追」は幕を閉じます。古式ゆかしく、躍動感にあふれる伝統行事の数々は、旅の思い出をより豊かにしてくれます。そんな祭典に合わせて、旅のプランを練ってみてはいかがでしょう。

数百の騎馬武者が勇猛果敢に御神旗を奪い合う、戦場のような光景



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