東京から日帰りで楽しむ十日町と越乃Shu*Kuraの旅

忙しい日常から少し離れて、東京から日帰りで楽しめる特別な旅を計画してみませんか?
今回は新潟の豊かな自然と文化を満喫できる観光列車「越乃Shu*Kura」を組み合わせ、日帰り旅行を満喫できるプランをご紹介します!

出発:東京駅から十日町へ

上越新幹線とき315号 新潟行き

旅は東京駅から始まります。上越新幹線に乗ってまずは越後湯沢へと向かいます。東京から越後湯沢までの移動時間は約1時間20分。新幹線の快適な車内で朝のひとときを過ごしながら、これから始まる旅への期待が高まります。

「北越急行ほくほく線 直江津行き」に乗車する取材スタッフ

越後湯沢で在来線に乗り換えて十日町へ向かいます。山間の線路をのんびり揺られながら走る列車旅は旅行情緒たっぷりです。

十日町で名物「へぎそば」に舌鼓!

「越後十日町 小嶋屋 本店」入り口

十日町駅にはお昼ごろ到着。お腹も空いてきたところで早速十日町名物をいただきに行きます!今回お邪魔したのは十日町駅から徒歩約10分の場所にある「越後十日町 小嶋屋 本店」。大正時代から続く老舗で、連日大盛況の人気店です。

へぎそばと天ぷら

名物「へぎそば」をはじめ、うどんやカレーなどメニューも豊富。どれにしようか迷いつつもお店の看板メニュー・へぎそば(+天ぷら)をオーダーしました。
魚沼の水と海藻の”ふのり”をつなぎに使用したお蕎麦はツルっとして喉越し抜群!小分けにされた盛り付けで見た目も美しいです。天ぷらもサクサク、備え付けのお塩で食べても甘みが引き立ってとても美味しかったです!

越後十日町 小嶋屋の小林社長

【趣味は旅行!小嶋屋社長にインタビュー】
食事をいただいた後、小嶋屋社長の小林均様にお話を伺いました。 時間があれば旅行にお出かけするという旅好きの小林社長。旅で訪れた土地の美味しいものを食べながらお酒を飲んで…至福の時間ですね。
”ふのり”は元来、十日町の名産である織物に撚り(より)をかけるために使われており、それを使って蕎麦を作れないかと考えたのが始まりなのだそう。おつゆの味を追求し改良を重ねたり、製粉工場を新設するなど、十日町名物となった今もなお進化し続けています。

小林社長
「間違いなく美味しいへぎそばを食べていただけると思います。味は(あくまでも)未完成。つねに上を目指していきます!」

小林社長、ありがとうございました。

十日町の魅力

越後妻有里山現代美術館MonET

新潟県の南部に位置する十日町市は、四季折々の自然の美しさを感じられます。冬は豪雪地帯としても有名で雪深い風景が広がりますが、夏や秋には豊かな緑や紅葉が美しい景観を作り出します。現在、十日町では「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」という現代アートの祭典が開催されおり、街全体がアートに彩られています。自然とアートが調和する景観をぜひ楽しんでください。

越乃Shu*Kuraに乗車:十日町駅から上越妙高駅へ

十日町駅

十日町駅に戻ってきたら、越乃Shu*Kuraに乗車します。新潟の酒をコンセプトにしており、車内では厳選された地酒を堪能できます。日帰りであっても、列車の旅を存分に楽しむことができるのがこの列車の魅力です。

まず目を引いたのは、そのスタイリッシュなデザイン。青を基調とした車体には、白のラインが美しく描かれ、上質な空間への期待を高めます。車内に足を踏み入れると、木をふんだんに使った温かみのあるインテリアが広がり、まるで旅館にいるかのような落ち着きが感じられました。

越乃Shu*Kura
白のラインが美しい
 
【1号車】展望ペアシート・くつろぎペアシート

「のってたのしい列車予約サイト」では食事付旅行商品を発売中。1号車の展望シートは窓が大きく取られており、車窓から広がる風景を存分に楽しむことができます。

食事の一例

列車が静かに発車すると、まず目に飛び込んできたのは、周囲の山々と広がる田園風景。車内では早速、アテンダントさんによるドリンク、食事の提供が始まります。

米粉クッキーと、雪国ドーナツセット(雪室珈琲付き)

お酒が飲めない方や未成年のお客さまにはソフトドリンクのメニューも用意されているので、どなたでも楽しんでいただける内容となっていますよ。

地酒のおいしさにニッコリ

越乃Shu*Kuraでは、地元の蔵元から選りすぐりのお酒を楽しめるのが大きな魅力です。冷えた地酒をキュッと一口。口の中に広がる豊かな味わいがたまりませんでした。

サービスカウンター「蔵守~Kuramori~」の利き酒コーナー

2号車ではお酒、おつまみの販売の他、有料で利き酒を楽しむことができます。予約サイトの旅行商品を購入すると、利き酒を1回楽しめる「利き酒チケット」付き!利き酒チケットはジェラートにも引換可能です。

アテンダントさん
「お酒が飲める人も飲めない人も新潟の”地のもの”を楽しめる列車です。青海川駅は旅情を感じられる絶好スポット!夕日の見れるシーズンは本当におススメです。皆さまのご乗車をお待ちしています。」

アテンダントのみなさん
蔵守のお弁当などのメニューとジェラート
2号車では車窓を眺めてゆっくり過ごせます

列車が進むにつれ、景色は信濃川沿いの山間部の緑豊かな風景から、徐々に上越地域の雄大な自然へと移り変わっていきます。その様子はまさに越後の四季折々の美しさを映し出しています。

青海川駅での停車

青海川駅ホームからの眺め

柏崎駅を通過後、日本海の美しい海岸線が広がり、列車は青海川駅に近づきます。青海川駅での停車時間は、ホームに降りることができます。青海川駅は海のすぐそばに位置しており、ホームから見る日本海の景色は壮観です。海風が心地よく、遠くに見える水平線と波音が、非日常感をより一層引き立ててくれるようでした。時期によっては夕暮れの風景を楽しむことができます。

青海川駅からは日本海が見渡せます
越乃Shu*Kuraの停車駅にある酒樽をイメージした駅名標

上越妙高駅での終着と帰路

上越妙高駅にて

青海川駅で美しい景色を楽しんだ後、列車は終点の上越妙高駅へと向かいます。上越妙高駅に到着後は、駅周辺でお土産を買ったり、少し散策を楽しむこともできます。そして、上越新幹線で再び東京へと戻ります。帰路の新幹線でも、旅の思い出を振り返りながらゆったりとした時間を過ごせました。

駅前ロータリーには上杉謙信の像
北陸新幹線はくたか574号

日帰りでも満足できる贅沢な時間

東京から日帰りで楽しめる越乃Shu*Kuraの旅は、発着地の観光も含め、短時間でも心に残る体験を提供してくれます。新潟の自然と文化に触れるこの旅は、リフレッシュしたい時にぴったりです。

行程

2024.7.27(土)日帰り

【10:15】東京駅発
「上越新幹線とき315号 新潟行き」乗車

【11:31】越後湯沢駅着

【11:41】越後湯沢駅発
「北越急行ほくほく線 直江津行き」乗車

【12:15】十日町駅着

 ~タクシーで2分(または徒歩8分)~

【12:30~13:15】昼食
「越後十日町 小嶋屋 本店」へぎそば

 ~タクシーで3分(または徒歩10分)~

【13:30~14:30】「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」鑑賞
越後妻有里山現代美術館MonET

 ~タクシーで3分(または徒歩11分)~

【14:49】十日町駅発
「越乃Shu*Kura(復路)」乗車

【17:11】青海川駅着(22分間停車)
写真撮影などフリータイム

【17:33】青海川駅発

【18:38】上越妙高駅着

【19:16】上越妙高駅発
「北陸新幹線はくたか574号」乗車

【21:16】東京駅着

※列車の発着時刻は取材当時のもので、変更になる場合があります。

更新日