太平洋の水平線と多島美が同時に楽しめる景勝地。
「松島」

1200年以上前から人々を魅了し続ける「松島」

1200年以上前、「万葉集」にも歌枕として登場している「松島」。「天橋立」「宮島」と並ぶ日本三景の一つで、東北を代表する景勝地です。松島湾に浮かぶ約260もの島々は、はるか昔は丘陵であったところの沈降と気候の温暖化に伴う海水面の上昇によって、その頂上付近の部分だけが海面上に残った場所。長い歴史がはぐくんできた自然美をご覧いただけます。

日本三景の一つで東北を代表する景勝地「松島」

月見の名所としての歴史

昼間の風景も素晴らしい松島ですが、古くから月の名所として知られています。仙台藩初代藩主・伊達政宗公や江戸時代の俳聖・松尾芭蕉、大正時代にはかの物理学者アルベルト・アインシュタインが月見に訪れています。奥の細道の冒頭にも「松嶋の月まづ心にかかりて(松島の月がまず気にかかったので)」の一節があり、その歴史の古さと有名さがうかがえます。

古くから月の名所としても知られている「松島」 画像提供:(一社)松島観光協会

松島湾に浮かぶ島々を一望できる名所「四大観」

松島には「四大観(しだいかん)」と呼ばれる絶景スポットが、東西南北それぞれの方角に一か所ずつあります。松島の形状を箱庭のように見ることができる「壮観・大高森」・東南西の三方が一望できる「麗観・富山(とみやま)」・断崖からの寄せては砕ける波の雄大な眺め「偉観・多聞山」・松島湾の入り江を扇のように見ることのできる「幽観・扇谷(おうぎだに)」。いずれも山の上から美しい松島を、眼下に望むことができます。

東南西の三方が一望できる「麗観・富山(とみやま)」 画像提供:(一社)松島観光協会

伊達家由来の歴史的建造物

伊達政宗公は松島へ月見に訪れただけではなく、積極的な保護と振興を行っています。松島付近に現存する歴史的建造物はほとんど伊達家由来と言えるほど関係性が深く、国宝・国重要文化財の「瑞巌寺」や国重要文化財の「五大堂」は伊達政宗公が再興・創建させました。その他国重要文化財の寺院「円通院」、県有形文化財の茶室「観瀾亭」も伊達家が深く関わっている建造物であり、景勝に溶け込む歴史に触れることができます。

瑞巌寺に隣接した臨済宗妙心寺派の寺院「円通院」



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※写真はすべてイメージです