歩く速度で東北の風土や文化にふれる旅
「みちのく潮風トレイル」

東北の新しい道、新しい歩き方

新しい東北の道、「みちのく潮風トレイル」。青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイルが誕生しました。トレイルとは、森林や原野、里山などにある「歩くための道」のこと。その道を旅人それぞれの歩くスピードでめぐります。近年、欧米で流行している旅のスタイルで、その流れはアジアや日本にも。トレイルを歩く旅人たちを地元の人が手厚くサポートする習慣があり、人と人とのあたたかい交流も魅力です。「みちのく潮風トレイル」という新しい旅のスタイルで、東北ならではの魅力を発見してください。

トレイルコースにもなっている東北を代表する絶景「松島」

森、里、川、海がつながる自然と人が紡ぐ旅の道

「みちのく潮風トレイル」最大の魅力は断崖やリアス式海岸、活気ある漁港など、ダイナミックな海の景観。青森県八戸市から福島県相馬市までの間に、28のコースが設定されています。公式サイトでトレイルマップを手に入れ、現地では専用の標識を頼りに歩みを進めます。場所によって、1日コースや1泊2日コースが設定されていますが、もちろんこれは目安。自由に時間を使ってトレイルを楽しんでください。自然の風景だけでなく、神社や商店街、博物館などにも立ち寄り、地元の人たちとのふれあいや、その土地の歴史・文化を知ることもトレイルのおもしろさです。

入り組んだ岩場が続くリアス式海岸ならではの風景

三陸鉄道を降りたら始まる久慈市のトレイル

どのコースにも魅力的なスポットが盛り込まれていますが、どれを選ぶかは好みや体力に合わせて。公式サイトからダウンロードできるコースマップには、標高差も示されているので、アップダウンも事前にわかります。
1泊2日のコース「岩手県久慈市・洋野町ルート」は、三陸鉄道の久慈駅からスタート。1日目には「道の駅くじ」や「厳島神社」「横沼展望所」などが紹介されています。2日目は海岸で「侍石」を見たり地元の商店で買い物したり、漁港にも立ち寄ります。モデルコースの通りに進むだけが正解ではありません。自分のペースで歩き、思うままにトレイルを楽しむことができます。

岩手県久慈市の小袖海岸で見られる「つりがね洞」

フェリーに乗って小島をめぐるコースも

海岸沿いだけでなく、トレイルは内陸の森にもつながっています。さらに海を渡って小さな島々にも。宮城県の「石巻市田代島・網地島ルート」は、まさにフェリーを利用するコースです。石巻港からフェリーで田代島に渡ると、いたる所に猫の姿が。田代島は、島民よりも猫の数が多いといわれる「猫の島」。歩いていると、愛らしい猫たちの姿に癒されます。さらにフェリーで網地島へ。美しい砂浜や白波が打ちつける海岸を歩き、「常緑広葉樹林の道」を散策。海だけでなく山や里の風景も楽しめる多彩なコースが設定されているので、どのコースにしようかと、選んでいるだけで旅心がはやります。

石巻港からフェリーで行く田代島。別名「猫島」では猫との出会いも



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※写真はすべてイメージです