なまはげのふるさと。「男鹿半島」

火山が生んだ特異な地形

秋田県北西部、日本海に突き出ている「男鹿半島」。海岸線は独特な形の岩・崖が続き、中央部には休火山である寒風山、西部には真山・本山・毛無山がそびえます。一方で、付け根にあたる部分には、かつて日本で2番目に大きかった汽水湖・八郎潟があり、干拓工事によって出来上がった平地が続きます。また、男鹿半島は山岳信仰で栄えた霊場でもあり、なまはげ行事で有名な真山神社の荘厳な雰囲気が、その繁栄ぶりを今に伝えています。

寒風山からの眺め

寒風山の独特の景観

男鹿半島中央付近にある寒風山は、標高の高い山ではありませんが、山頂付近が芝生に覆われて遮るものがないので、見晴らしが良く景観を堪能できます。頂上には回転展望室があり、360度の大パノラマを楽しむことができます。また、その芝生に覆われているという特徴を活かしてパラグライダーを使ったアクティビティを実施しており、空中での散歩を楽しむこともできます。

鵜ノ崎海岸

神秘的な海沿いの風景

男鹿半島には絶景スポットが多数存在します。例えば、海岸線には「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれる水面に鏡のように反射する風景が広がる「鵜ノ崎海岸」や、まるでゴジラの頭のような、特に夕陽を背景にした際の迫力ある美しさが有名な「ゴジラ岩」、芝生に覆われた景観や白黒に塗られた灯台が特徴の北緯40度線が通る男鹿半島最北端「入道崎」などが挙げられます。

入道崎

環境への配慮

男鹿半島へはJR男鹿線が通じています。単線非電化のローカル線ではありますが、路線の特性を活かして蓄電池を採用した環境にやさしい車両が運行されています。終点の男鹿駅は「エコステ」として環境保全技術を導入した駅となっていて、周辺の風が強いことを活用して小型風力発電設備を設置、駅設備や車両への充電設備への電力供給を行い、CO2排出量を削減しています。

蓄電池電車EV-E801系



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※写真はすべてイメージです