津軽半島の北の果て。
「龍飛崎」
- 自然
- 絶景
歌謡曲でもうたわれた北の果て
本州最北の県青森県を代表する2つの半島、下北半島と津軽半島。そのうち西側にある津軽半島の北端が「龍飛崎」です。岬からは内陸側に起伏の激しい山々が、海側に天気が良ければ北海道がそれぞれご覧になれます。さらに白い灯台やサスペンスドラマに登場しそうな断崖絶壁など岬独特の情景は、かつて青森県出身の文豪太宰治が「本州の袋小路」と評しています。

歌謡曲の碑と龍飛崎灯台
足元を通る青函トンネル
龍飛崎周辺は北海道と本州をつなぐ青函トンネルが通っています。トンネル建設の際にはこの地が基地として重要な役割を果たしました。その後も「竜飛定点」と呼ばれる緊急用のホーム・脱出口が整備されており、依然として重要性は失われておりません。北海道新幹線開業準備工事が始まる前までは見学もできたので、「竜飛海底駅」という響きに聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

青函トンネル内部(北海道新幹線開業前)
青函トンネル記念館
足元を通っているとはいえ青函トンネルは海底トンネルであり地中深くを通っているため、見ることはおろか列車の到来を感じることもできません。そこで訪れたいのが付近にある青函トンネル記念館で、数々の苦難を乗り越えた工事の歴史を学べます。ここでは実際に使った機器等を見学できるだけでなく、海面下140mにある実際に作業用に使われていたトンネルを転用した「体験坑道」へ行くことができます。

青函トンネル記念館と体験坑道を結ぶケーブルカー
日本で唯一、階段が国道に
階段国道、という言葉は少々不思議な響きではないでしょうか。「国道」といえば一般的には車が走るような大きな道というイメージですが、その前提を覆す「階段」という言葉が付いています。日本に唯一龍飛崎にだけ存在する「階段国道」は上り下り一人ずつしか通れないような小さな階段で見たところとても国道には見えませんが、正真正銘の国が政令で指定した道路です。

階段国道
龍飛崎
- 所在地
- 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
青森県観光情報サイト・龍飛崎
https://www.aptinet.jp/Detail_display_00000066.html
青函トンネル記念館
http://seikan-tunnel-museum.jp/
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