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株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールス

霊峰・吾妻山と時を重ねる、山峡の古湯。
「高湯温泉」

加水・加温なしの「源泉かけ流し」を貫く名湯

開湯から400余年。今も豊富な湯量を誇る、県内屈指の名湯「高湯温泉」。温泉街をあげて「100%源泉かけ流し」を貫き、ろ過循環はもちろん、加水も加温もしないそのままの温泉を守り続けています。昔から湯治場として多くの人々を癒してきた温泉地。そのお湯を江戸時代から変わらぬ方法で管理し、豊かなお湯を維持しているのは、湯守りの愛情と感謝こそがなせる業かもしれません。

茅葺き屋根の温泉小屋に風情を感じる「玉子湯」。創業から150年、変わらぬ佇まい

自然の恵みを自然のままに、受け継ぎ守る

かつて「信夫高湯」として、山形の「最上高湯(蔵王温泉)」や「白布高湯(白布温泉)」とともに「奥州三高湯」と呼ばれた「高湯温泉」。山峡の温泉地には9つの源泉があり、それぞれに個性が異なります。大半の宿では今も地形の高低差を利用する自然流下で源泉から引湯。加水や加温をせず、100%源泉かけ流しのお湯が湯船を満たしています。温泉を各宿に送る管には今も赤松を使用。赤松の木の油分が硫黄泉に適しているとされ、明治時代からの手法を採用しています。自然の恵みがもたらす温泉の力を最大限引き出すために、できるだけ自然のままに利用する、そんな心意気が豊富な湯量を守ってきました。

「三日一廻り、三廻り十日」の高湯湯治

「高湯温泉」には、11の温泉宿と共同浴場が1つあります。江戸時代から受け継ぐ温泉管理ゆえ、大規模なろ過循環式の浴場は存在しません。その分、どの施設でも昔ながらの落ち着きある温泉情緒が味わえるのも大きな魅力。昔から「高湯温泉」では、「三日一廻り、三廻り十日」といわれ、湯治には10日間かけて温泉の底力を借りることがよしとされています。時間に余裕があれば数日間をゆっくりすごして、温泉街オリジナルの「湯めぐり御朱印帳」を片手に、異なる源泉を堪能したいものです。

自然の恵みに感謝を捧げる高湯温泉。源泉は大切に管理されています

「沼めぐりの小路」で、ブナの原生林を散策

古くは山岳信仰の対象としてあがめられた霊峰・吾妻山の中腹、巡礼路の入口に位置する「高湯温泉」は、登拝に訪れる人々を癒してきました。「高湯温泉」に滞在するなら、ぜひ訪れておきたいのが「浄土平」です。温泉街から磐梯吾妻スカイラインを経由し、約30分。標高約1,600mの高地に、今ではビジターセンターやレストハウスが並ぶ吾妻山観光の拠点となっています。春から夏にかけて鮮やかな高山植物に彩られるこの場所は、険しい道のりを歩いてきた登拝者にとって、極楽浄土のように思えたことから名づけられたとか。「浄土平」の風景と、神秘の湯「高湯温泉」で、東北の地に伝わる自然への畏怖を感じてください。

古くから巡礼者たちが目指した「浄土平」。ぜひ訪れたい「吾妻山」の観光拠点



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