月山のふもとにたたずむ温泉郷
「肘折温泉」

平安時代からの歴史を紡ぐ

肘折温泉は山形県中部、月山近くの山間、銅山川沿いにある静かな温泉街で、開湯は平安時代と伝えられています。湯治場として栄えた昔の風情そのままに自炊場が設置されている旅館も多く、ノスタルジックな雰囲気が現在も漂っています。

風情ある町並みが残る肘折温泉街

月山の登山口として

昔から湯治場として親しまれてきた肘折温泉にはもう一つの顔があり、古くから山岳信仰で有名な出羽三山の一つ、月山への登山口としても知られていました。ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉の泉質は切り傷や骨折などの外傷や胃腸病皮膚病に効能があり、昔は月山参りのために最後に身体を清める場所だったと伝わっています。肘折温泉の名称もこの効能から来ている、とも言われています。

地元の山の幸が並ぶ朝市

肘折温泉では春先から秋の終わりにかけて、毎日温泉街に朝市が立ちます。地元産の採れたて野菜や山菜、果物にキノコから自家製の漬物まで新鮮でリーズナブルな山の幸がずらりと並びます。販売している地元のお母さんとの会話を楽しみながらお土産にするもよし、朝食のおかずを買い足すもよし、米や味噌など保存のきくものを持ち込んで長期滞在をしたという昔の湯治に思いを馳せるのもまたよいのではないでしょうか。

朝市が立つ肘折温泉

四季折々の自然と共に

山深い肘折温泉の周辺は日本有数の豪雪地帯で、積雪量が3mを超えることも珍しくありません。そんな豪雪をプラスに活かし、雪でできた壁にロウソクを灯した幻想的な光景を楽しむイベント「幻想雪廻廊」が開催されます。その他初夏には山菜祭り、夏には開湯祭が行われるなど、四季を通じて楽しめる肘折温泉にお出かけしてみませんか?

やさしい明かりが灯る「幻想雪廻廊」の様子



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※写真はすべてイメージです