開湯1900余年、いにしえからの美肌の湯。
「蔵王温泉」
- 温泉
歴史ある奥羽三高湯の一角
開湯から1900余年、山形県内で最も古い温泉として伝わる、「蔵王温泉」。県内の白布温泉、福島県の高湯温泉とともに「奥羽三高湯」に数えられ、いにしえから湧きいづるお湯を守ってきました。江戸時代に蔵王権現への登山口としてにぎわい、湯宿が連なる温泉街に発展。大正時代には道路や街並みが整備され、昭和になるとスキー場がオープン。以来、東北最大級のリゾートとして、親しまれています。

野趣あふれる湯浴みが楽しめる「蔵王温泉大露天風呂」
「美人づくりの湯」とうたわれる名湯
「蔵王温泉」の歴史は西暦110年頃、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征の折、家臣たちが偶然発見したことに始まるといわれています。その際、傷を負った吉備多賀由(きびのたかゆ)が湯浴みをしたところ、わずか数日で回復したのだとか。そんな「蔵王温泉」の魅力は、なんといってもお湯の個性。5つの源泉群とそこから枝分かれする47の源泉があり、1日約8,700tものお湯に恵まれています。東北随一の強酸性、硫黄泉。白濁した濃厚なお湯は、硫黄泉特有の血行促進や皮膚の殺菌作用、美肌効果など、多くの効能がうたわれ、「美人づくりの湯」として愛されてきました。

蔵王温泉湯めぐり散歩
湯宿に泊まって、旅の疲れをしっとり癒す
温泉街には300年以上続く由緒ある老舗旅館や、瀟洒なしつらえのホテルなど、ゆっくり滞在したくなる湯宿が軒を連ねます。加えて3つの共同浴場と3つの足湯があり、湯めぐりも楽しめます。共同浴場の一つ「川原湯」は、湯船の底から源泉が湧き出てくるという、全国でも珍しい温泉です。また、温泉街の渓谷に広がる「蔵王温泉大露天風呂」は、広大で野趣あふれる露天風呂。せせらぎと野鳥の声をBGMに湯浴みと森林浴を満喫できます。滞在先の温泉だけでなく、外湯をめぐって特色の異なるお風呂を楽しんでみてはいかがでしょう。

冬の蔵王の風物詩、「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷の風景
空中散歩で温泉街を一望
「蔵王温泉」の観光に欠かせないのが、ロープウェイでの空中散歩です。蔵王温泉スキー場のロープウェイは雪のないシーズンも運行しており、秋には紅葉の山々を一望する特等席にもなっています。そして、冬の「蔵王温泉」の代名詞ともいえるのが「樹氷」です。針葉樹が雪をまとった、ダイナミックな風景は、地形と気象などの条件がそろう場所でしか見られない、世界的にも珍しい光景。夜間はライトアップされ、幻想的な世界に包まれます。お湯だけにとどまらない個性豊かな魅力が集まる「蔵王温泉」で、ひと味違う旅を楽しんでみませんか。
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