温泉と食をテーマに歩く、新しい旅のスタイル。
「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」
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ガストロノミーツーリズムを日本流にアレンジ
ガストロノミーツーリズムとはその土地の気候風土が生んだ食材・習慣・伝統・歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることを目的としたツーリズムで、欧米を中心に世界各国で取り組まれています。ここに日本が世界に誇る「温泉」をプラスした新しい体験が「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」です。
「温泉」ではなく「ONSEN」としたのは、日本国内のみならず、海外からの観光客の方にも温泉の魅力を広く発信していきたいという思いがあるから。温泉地をウォーキングして、温泉につかり、その土地ならではの食材をいただく。ゆっくりと歩く目線でその地域の景観や自然を体感する、「めぐる」「たべる」「つかる」、それが「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」です。
もともとあった地域資源を、歩いてつなぐことで楽しむONSEN・ガストロノミーウォーキングコースが、東北各地にも次々と誕生しています。

青森県の嶽温泉郷も「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」が楽しめる温泉地の一つ
「めぐる」「たべる」「つかる」を東北で
温泉地を拠点に、その土地の景観を楽しみ、歴史や文化にふれ、郷土料理を味わい、地酒に酔いしれる。温泉だけでなく、その土地のすべてに身を浸すような旅の楽しみ方が「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」です。この新しい旅のスタイルを、多くの人に知ってもらおうと、東北各地の温泉地も名乗りを上げています。
青森県の嶽温泉郷・百沢温泉郷は、日本百名山に数えられる岩木山周辺の温泉郷。「津軽富士」とも呼ばれる岩木山の麓にある岩木山神社や高照神社を巡れば、この土地の歴史に親しむことができます。周辺の直売所では、夏になると嶽地区で栽培されているトウモロコシ「嶽きみ」が並びます。

ウォーキングを楽しみながら、その土地のお酒や郷土料理が味わえます
歩く目線とスピードで景色や自然を体感
ガストロノミーツーリズムの主な移動手段は歩くこと。無理をせず、自分のペースで名所を巡り、疲れたら自由に休み、お腹が空いたら地元の名物を好きなだけいただくのが醍醐味です。ルートも時間も、思いのまま。季節に合わせて、巡るコースを決めることも。
山形県の天童温泉は、織田信長の次男・信雄にゆかりのある地。春なら温泉街を流れる倉津川のしだれ桜を、朝に、昼に、夕に見物するのも優雅です。

会津の郷土料理「こづゆ」。江戸時代から続く一品は、今でも冠婚葬祭の席で振舞われています
行き先を決めたらノープランでも楽しめる旅
福島県では会津若松の東山温泉や芦ノ牧温泉、須賀川温泉でも「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」が楽しめます。会津藩の歴史にふれ、江戸時代に武家料理として広まった「こづゆ」をいただき、湯上りに福島産の美酒をたしなむ、そんな過ごし方も。
温泉地を決めたら、あとはノープランでも気ままに楽しめるのが、ウォーキングで巡るガストロノミーツーリズムならではの魅力、といえそうです。
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