利尻礼文サロベツ国立公園は、北海道北部の離島利尻島礼文島と稚内市から幌延町、豊富町にかけての海岸部分とサロベツ原野を含む日本最北の国立公園です。利尻島にそびえる利尻山は利尻富士とも呼ばれる美しい山体を誇る山で、公園のシンボルとなっています。「稚咲内海岸砂丘林」や「レブンアツモリソウ群生地」など北海道の天然記念物に指定されている箇所が複数含まれているほか、サロベツ原野はラムサール条約の登録地となっています。 指定:1974年9月20日 / 面積:24,166 ha
支笏洞爺国立公園は、北海道南西部にある支笏湖・洞爺湖を中心とした地域にある国立公園です。支笏湖・洞爺湖共に火山活動の結果生じたカルデラ湖であり、有珠山や昭和新山といった近年も噴火している火山をも含む地殻変動が活発なエリアで、その恩恵として登別温泉・定山渓温泉といった北海道を代表する温泉が湧いています。エリアを一部共有する洞爺湖有珠山ジオパークが日本で初めて「世界ジオパーク」に認定されるなど、世界的にも貴重な地質と認められています。 指定:1949年5月16日 / 面積:99,473 ha
中部山岳国立公園は長野県・岐阜県・富山県・新潟県にまたがる国立公園です。飛騨山脈(北アルプス)を中心とした区域が指定されていて、標高3,000m級の山々が連なる険しい地形故に冬季は多くのエリアで立ち入ることが難しくなっています。エリア内にはライチョウやたくさんの高原植物などここでしか見られない動植物が多数生息しています。立山黒部アルペンルートや黒部峡谷、上高地や栂池自然園、白馬周辺など高原ならではの観光を楽しめるスポットが点在しています。 指定:1934年12月4日 /
面積:174,323 ha