能登の里山里海を代表する絶景
「白米千枚田」

原風景が広がる、世界農業遺産のシンボル

白米千枚田(しろよねせんまいだ)は、石川県輪島市にある急斜面につくられた棚田です。約4ヘクタールの土地に1004枚もの棚田が広がる風景は、日本で初めて世界農業遺産に指定された「能登の里山里海」を代表する景観です。1枚の田が蓑の下にも隠れてしまうほど小さいことから、古くより「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」と歌い継がれてきました。小さく段差の多い田んぼには機械が使えず、今も田植えや稲刈りは手作業。この美しい景観を守るために、耕作者がいない田を借りて希望者に貸し出す「オーナー制度」が実施され、地元の人のみならず多くの人の支援によって守られています。

写真提供:石川県観光連盟

能登の四季が織りなす絶景

小さな田が連なり幾重にも段をなして奥能登の海になだれ込むように広がる白米千枚田。その魅力のひとつに、四季折々の景観があります。田んぼに水が張られ、日本海に沈む茜色の夕日が棚田を染める春、稲の緑と海の青のコントラストが映える夏、黄金色の稲穂が揺れる秋、雪に覆われ白銀が美しい冬と、それぞれの絶景を楽しむことができます。四季とともに移りゆく姿は日本の原風景を感じるのどかさや、自然の中で生きた先人たちのたくましさを感じさせます。

夕日を映し出す千枚田 写真提供:輪島市

棚田の夜を彩る「あぜのきらめき」

10月中旬から3月中旬にかけては、棚田のあぜに2万5000個のソーラー電池式LEDが彩る壮大なイルミネーションイベント「あぜのきらめき」が実施されます。日が暮れて暗くなってくるとあぜ道に飾られたLEDが自動的に点灯し、ゴールド・ピンク・グリーン・ブルーの4色のLEDが15分毎に色を切り替えながらあぜを彩ります。のどかな昼の景色からは一転、この季節にしか見られない幻想的で美しい夜の風景をお楽しみください。

写真提供:石川県観光連盟

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※写真はすべてイメージです