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能登半島のさいはて「珠洲」

能登半島の最先端

珠洲市は能登半島の先端にある市で、「すず」市と読みます。かつては国鉄能登線が走っていました。半島の先端という立地の関係上三方を海に囲まれており、そこから採れる海産物や、昔ながらの揚浜式製塩法で作られた塩、能登牛や地酒などが名産品として知られています。ここでしか見られない風景がたくさんある「さいはてのまち」です。

能登半島先端部にある「聖域の岬」

ここでしか見られない「塩づくり」の風景

珠洲市には日本で唯一、「揚浜式製塩法」が現在まで伝わっています。これは500年前と変わらない製塩方法で、人力で汲み上げた海水を粘土地盤の上に砂を引いて作った塩田に撒き水分を蒸発させ、残った塩分が付着した砂を回収し海水で洗うことで塩分濃度の高い塩水を作り、煮詰めて塩を析出させるものです。江戸時代には既に瀬戸内海周辺地域を中心にこの方法を改良した製塩方法が確立されており、現在はイオン交換膜と呼ばれる樹脂を用いた製塩法が主流で、「潮汲み三年、潮撒き十年」とも言われるほどの職人芸が必要な揚浜式製塩法が現代まで残っているのは奇跡的ともいえます。

すず塩田村(写真提供:石川県観光連盟)

特異な風景を作り出す能登のシンボル

珠洲市中心部から少し南へ行ったところにある島「見附島」。軍艦のように見えることから「軍艦島」という別名を持つこの島は、珠洲市だけにとどまらず能登のシンボルとしても親しまれています。海の上に飛び石のように岩が並んでいて近くまで行くことができ、28mもの高さを間近で体験することもできます。朝日が昇る風景は絶景と言われ、よく晴れた日には海を挟んだ対岸の立山連峰も見ることができるそうです。付近には温泉も湧いており、見附島と海を眺めながら入浴することができます。

見附島(写真提供:石川県観光連盟)

朝日夕日を同じ場所で

能登半島の最先端にある岬は「禄剛崎(ろっこうざき)」といいます。明治時代に建てられた歴史ある灯台「禄剛埼灯台」が今もなお稼働しています。その歴史の長さ、文化的な価値の高さから海上保安庁によりAランク保存灯台として指定されているほか、日本の灯台50選にも選ばれており、近代化産業遺産にも指定されています。付近は能登半島の外浦と内浦の境目にあたり、海から昇る朝日と海に沈む夕日が同じ場所で見ることができる珍しいスポットです。

禄剛崎灯台(写真提供:石川県観光連盟)

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※写真はすべてイメージです

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