息もつかせぬ絶景の連続「立山黒部アルペンルート」

世界的にも人気の山岳観光スポット

立山黒部アルペンルートは、富山県と長野県を結ぶ、標高3,000m級の北アルプス山脈を貫く山岳観光ルートです。立山の麓から多種多様な乗り物を乗り継ぎ、壮大な景色を堪能しながら進む世界的に人気のスポットです。標高475mの立山駅を出発し、途中の最高地点でもある室堂(むろどう)は、標高2,450m。最大高低差が1,975mもあるアルペンルートは、息をのむ迫力と美しさに満ちています。

美しい湖面を見せる室堂・みくりが池

環境保護のために

雲上に広がる大自然を満喫できる立山黒部アルペンルートは、環境保護を目的に自家用車の乗り入れが禁止されています。富山県側からは富山地方鉄道を降りて立山駅に着くと、まずケーブルカーに乗車します。その後高原バス、トロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカー、電気バスと乗り継ぎ、長野側入り口の扇沢駅に到着します。トロリーバスは今では日本でここだけでしか乗車することができない乗り物で、バスと名が付きますが、電気の力で動く電車の仲間です。

立山ロープウェイと黒部湖

見所いっぱいの最高地点

途中の室堂は、駅として日本最高の標高を誇ります。周辺はみくりが池をはじめとした池や山々が絶景を作り出しています。ここは高原植物の宝庫で雷鳥が生息しているエリアでもあり、また、比較的傾斜が少なくトレッキングにも最適です。春先は「雪の大谷」が有名です。道路箇所を除雪し、両側にそびえたつ約20mにも及ぶ雪の壁に冬の厳しさを目の当たりにすることができます。また、室堂ホテルが併設されており、標高2,000mを超える地点で星空を手軽に楽しむことができる数少ないスポットの一つです。

雪の大谷

世紀の難工事の末に完成した黒部ダム

室堂から長野側に進むと大観峰・黒部平と駅があり、その先に黒部ダムがあります。1963年に完成した黒部ダムは日本を代表するダムの一つで、2億トンもの貯水量を誇ります。戦後の復興を電力の面から支えた歴史を持ち、その難工事は「世紀の大工事」とも言われ映画化されました。エメラルドグリーンの水を湛える美しい水面は、付近に整備されている展望台や湖畔の遊歩道、遊覧船などから観賞することができます。6月下旬から10月中旬にかけては放水を見ることができ、毎秒10t以上の水量が作り出す滝のように豪快な水流は一見の価値があります。

放水する黒部ダム

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※写真はすべてイメージです