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幻想的な胡弓の音色と艶やかな踊り
「おわら風の盆」

「おわら風の盆」とは

富山県富山市八尾町(やつおまち)にて、立春から数えて210日目の9月1日から3日間にわたって開催される「おわら風の盆」。これから迎える台風の時期に風水害を受けることなく豊かな実りを得られるよう祈りを込め、編み笠を目深に被った男女が三味線や胡弓、越中おわら節の唄に合わせて情緒豊かに唄い踊る、富山県を代表する秋のお祭りです。

写真提供:富山市観光協会

唄に寄り添い、人々を魅了する音色

おわらの歌詞は基本的に他の民謡と同じ「七、七、七、五」の26文字で形成されており、最後の5文字の前に必ず「オワラ」と入るのが特徴です。伴奏には三味線、胡弓、太鼓が用いられます。胡弓はこのような場で用いられる楽器としては比較的珍しく、おわらに欠かす事のできない哀調の音色を奏でますが、あくまで脇役であり「目立ってはいけない楽器」ともいわれています。楽器の主役たる三味線は、弦を押しつけなでるように弾く「探り弾き」という演奏法で独特の重厚なリズムを生み出し、多くの人を魅了しています。

写真提供:(公社)とやま観光推進機構

受け継がれる洗練された踊り

おわらも他の民謡と同様に唄だけではじまり、やがて音楽や踊りも共に演じられるようになりました。踊りも時代と共に移り変わり、現在では「豊年踊り」「男踊り」「女踊り」の3通りの踊りが伝わっています。
男女ともに編み笠を目深に被って踊りますが、これは踊り手が照れや恥ずかしさから人目を忍び手ぬぐいで顔を隠して踊っていたことが由来とされ、女性の帯が黒いのは、衣装を揃える際にどの家庭にもあった冠婚葬祭用の黒帯を用いた名残といわれています。

写真提供:(公社)とやま観光推進機構

「坂の町」八尾

「八尾町」の名前は、飛騨の山々から尾根が多数伸びてきている場所に開かれた町であることに由来するといわれています。
日本の道百選にも選ばれている旧八尾町の中心街の一つ・諏訪町は、斜面に石を積み上げてできた細長い坂の町です。道の石畳、格子戸と白壁の町並みは今もなお昔ながらの風情を残しています。
そんな諏訪町本通りの夕暮れ時、灯籠が辺りを照らしより一層風情が増した町並みで行われる夜の町流しは幻想的ですらあります。

写真提供:富山市観光協会



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