金沢の歴史的景観保全とおもてなし
- 街並
藩政時代に武士が暮らしていた屋敷跡
長町武家屋敷跡は、T字やL字形に入り組んだ路地は城下町特有のもので、武家屋敷の土門や門構えは400年の時を止めたままで、昔ながらの街並みの中に現代の生活が自然に溶け込み、独特の風情が漂う魅力的なエリアです。
加賀藩士・中級武士たちの屋敷跡が残り、黄土色の土塀、石畳の小路などが当時の面影をしのばせ今も市民生活が営まれ、周辺には九谷焼のお店や飲食店も並びます。

@金沢市観光協会
土塀を守るために「こも掛け」
金沢に降る雪は水分を多く含んだぼたん雪が多いため、雪の水分による土塀の損傷や、付着した積雪による土剥がれを防ぐことを目的として、12月上旬に、長町武家屋敷跡界隈では土塀を寒さや雪から守る「こも」を掛ける作業を行い、本格的な冬の訪れを告げます。

@金沢市観光協会
用水が流れる静かな町並み
金沢で最も古い用水で、金沢の二大河川のひとつである犀川から旧宮腰(現在の金石)の港へと流れます。
前田利家公が金沢城を築城した際には、大野庄用水を利用して材木を運んだと伝えられており、400年以上も流れ続けています。

@金沢市観光協会
全国で初めて景観保全の独自条例を制定
金沢市は歴史的には、前田利家公が入城し、現在の市街地の中心部(旧市街地)の原形としての城下町が建設され、芸術振興に非常に力を注ぎました。
高度経済成長の中、都市の再開発と歴史的環境の保存の問題が提起された金沢市は、全国で初めて景観保全を目的とした独自条例である 「金沢市伝統環境保全条例」を1968 年に制定し、以降、各種の条例に基づく多様な景観保全制度を運用し、歴史的景観保全を今もなお積極的に進めています。

@金沢市観光協会
長町武家屋敷跡
- 所在地
- 石川県金沢市長町
- アクセス
- JR金沢駅兼六園口(東口)からバスで約10分
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10195.html
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